Shinichi Hamano

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中原木材工業

都会での仕事、生活に嫌気がさしていた僕は、豊かな自然やインスピレーションを求め、自転車にテントを積み旅をしていました。今治から旅を始め、しまなみ海道を渡り、広島から山口へと。そして最後に辿り着いた場所が、萩でした。

「素敵な職人さんがいるよ。」

泊まっていたゲストハウスの方が紹介して下さり、そのまま訪れたのがここ、中原木材工業さん。僕の心に残ったご夫妻の言葉や、感じたことをを残したいと思います。

引き取ってきた、使われなくなった家具たちが外に置いてある。このアトリエは、全て中原さんが自身で集めた材料で作り上げられている。

「好きなことをとことんやる」

流行に乗ったり、売れそうなものを造るのではなく、自分たちが好きなものを造る、自分たちがまずは楽しむ、好きだからやる。その結果、それが誰かのためになっているのなら。そういう気持ちで製作をしている。

「場所を選ばない制作活動」

今の時代、インターネットがあればどこでも仕事ができる。地方に行ったらそこにいなければならない、なんてことはない。海外にいってもいいし、田舎を一つの拠点として考えればいい。今、電子器具を使わなくても製作が出来る家具を考えてる。そうすれば、自然にもっと近いところで製作活動ができたりもする。

一つの場所に縛られる必要はない。

「熱量」

田舎では都会と違って不便なことだらけ。自分達の場合、ご飯だってあそこの釜で苦労して炊いている。でも苦労した分、そのご飯の本当に美味しいこと。

野菜や果物だってそう。人の手がたくさん入って「作られた」ものと、自然な状態でぐんぐん成長したもの、その二つの熱量は全然違うことに気づいたりもした。

自分はできるだけ食べ物の熱量にこだわるようにしている。農家の方から種を借りて、それを育て、出来た種を返す。そんなこともやってみようと思ってる。

「流れ、価値、生き方」

他の家に行って感じることがある。大手が作るきれいな家だけど、風の流れを全く無視してしまってる。だから壁からはカビが生えたりする。それでも多くの人は、「大手が建てる家だからそれがいい」と言う。でもそうじゃない。「完璧」じゃなくていい。雨漏りしたら直せばいい。隙間から風が入ったっていい。

風の流れを大切にしないと。

世の中だってそう。いつまでも年寄りが威張ってはいけない。どんどん若者に渡していく。滞留させないで、流れを作っていかなきゃならない。

自分は、お金儲けにはならないようなことばかりやってる。でも、好きなのことをとことんしている。
とことん遊んでいる。

これからの時代、モノやお金の価値はなくなっていく。自分はそう思う。
自分がこういった生き方をし、それができることを体現する。

この背中で若者に示したい。

旅人を受け入れてくださる心の広さ、衣食住共に「本質」を大切に生きるライフスタイル、好きを追求し、お金だけでない価値交換を実践するワークスタイル。

「自分自身の信じること、好きなことをとことんやりぬく」

僕も、こんな大人になりたい。

この素敵な出会いに心から感謝しています。