Shinichi Hamano

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India Road Trip

India Road Trip

インドに長期出張中、出張期間と地元の祝日がちょうど重なりムンバイで三連休を過ごすことになった。連休の前日、同僚に「明日湖畔のロッジを予約したんだけど、何人かでロードトリップに出かけないか」と誘われた。インドには仕事でもう何度も来ており、大気汚染や衛生面の問題、凄まじい油とスパイスの洗礼等、実は幾度も酷い目にあってきので、その誘いを聞いた時、頭がはてなマークで溢れた。湖畔?ロッジ?ロードトリップ? 響きは最高だけど全くイメージが出来なかった… 一瞬迷ったけど、これはまたとない機会… 行ってみることにした。
集合時間は朝6:40。皆出社は毎日遅いし、本当なのか!?と思ったが意外にも10分遅れくらいで集まった。(これは凄い快挙…)レンタカーを借り、目的地までの道中に住む同僚達をピックアップし旅が始まった。
まずは軽く露店で買ったスナックを食べる。サモサと呼ばれるカレー風味の肉じゃがを包み揚げたものを食べたが、これが中々美味しい。でも重いので実際のところ一つで十分。あと、同僚が地元で買ってきてくれたバナナチップスが凄く美味しかった。といってもこれは普通のバナナチップスではなく黒胡椒がまぶしてあるもの!インド人はスパイスが大好きだなぁとつくづく思う。
ムンバイから少し離れると、エアーズロックのような大きな岩のような、山のようなものが姿を現し始めた。こういう地形は日本にはないので凄く新鮮。色々な形があって、一体どうやって出来たのだろうと考えてしまう。きっとここら一帯は昔は海だったんだろうとこの日は勝手に結論付けてみた。
しばらくすると「そろそろチャイを飲もう!」と同僚が言い出し、少し道端のレストランで休憩をした。インドでは甘いチャイティーが欠かせない。
そして第一の目的地であるSULA Vineyardに到着。ここはインド有数のワイン生産地であり、SULA Wineは世界的にも有名なワインとのこと。自分はお酒を飲まないのでSULAについてはあまりよく知らなかったが、少しだけテイスティングしたワインはフルーティで凄く美味しかった。
最後に飲んだデザートワインの蜂蜜のような甘さが忘れられない。自分はかなりのコーヒー好き、しかもフルーティなコーヒーが大好きなため、おそらくワインにも共通する何かがあるのだろうと感じた。
そこから宿へまた30分程車を走らせたが、ムンバイでは酷かった大気汚染があまりないことに気づく。その日は快晴だったため、星でも見えないかなぁと淡い期待を寄せながら宿に到着。実際、素晴らしい宿だった。
あまり写真は撮れていないのだけれど、石でできたアーチ状の素敵な家。芝生の庭があり、横には何とオーガニックの菜園が… ここで振舞われる料理の野菜はそこのものを使ってるとのこと! 名前を忘れたけど、ナスの料理が本当に美味しかった…
眠かったので一眠りしていたところ電話の音で目が覚める。「夕日が綺麗だよ!! 」と同僚が起こしてくれた。喉がカラカラだったので水を飲んでから外に出ると、霞みがかった遠くの空に夕日がくっきりと浮かび上がっていた。
日中は40度の灼熱で外に出る気すらしなかったが、この時間帯は驚くほど心地よい気温でそよ風が気持ち良かった。音楽をかけながら薄明の空を楽しむ、何とも贅沢な時間。暗くなりふと振り返るとそこには大きな満月。「今日は何ていい日なんだ!」と同僚が叫んでて思わず笑ってしまった。今まで抱いていたインドのイメージを覆された、そんな素晴らしい1日だった。
翌朝もまた凄く良かった。早起きして散歩した時の光が気持ち良い。遠くに見える不思議な形の山もまた、朝日を浴びて綺麗だった。
そして管理人の方が淹れてくれたレモングラス入りのチャイティーがこれまた絶品。それもオーガニック菜園で採れたものというのだから… いいね!やるね!と心が唸った。
朝食の後、二階の部屋に座ってした読書が忘れられない。窓から心地よく風が吹き込み、最高に読書がはかどった。その場で一冊読み切ってしまったほど。インドで過ごしたこの週末は、忘れることの出来ない週末となった。